エピドートインクォーツのいろいろ
水晶はシンプルな天然石の一つですが、鉱物的には様々な水晶があります。
今日はその中でもインクォーツ系のエピドートインクォーツのお話しです。
エピドートインクォーツ(Epidote Quartz)は、鉱物学的には緑色のエピドートと水晶が結晶化してできた天然石です。エピドートはカルシウム、アルミニウム、鉄を含む鉱物であり、水晶は二酸化ケイ素から成る鉱物です。エピドートと石英が結晶化して一緒に存在することで、独特の外観や特性が生まれます。
エピドートインクォーツは、一般的には緑色がかった透明な石(写真のペンダントトップ、原石)ですが、
時には黄色や茶色や赤ピンク(写真のブレスレット)がかったバリエーションもあります。その色合いは、エピドートの含有量や他の鉱物の混合によって変化することがあります。
この石の特徴的な外観は、エピドートの針状結晶や斑点状のインクルージョン(内包物)が水晶の中に見られることから生まれます。これにより、石の透明度が一部失われることがありますが、その代わりに美しいパターンや模様が形成されます。
写真のそれぞれは透明度があり水晶とエピドート両方楽しめます。
エピドートインクォーツは、地質学的な変動や岩石変質作用によって形成されます。一般的には、高温・高圧の環境で形成されることが多いです。
エネルギーヒーリングやスピリチュアルな目的で用いられることもあります。
エピドートは、パワフルなエネルギーを持つとされており、ポジティブな変化や成長、洞察力の向上などをもたらすと信じられています。
レアなエピドートインクォーツは、コレクションとして鉱物収集家やパワーストーン愛好家に人気があります。その美しい外観と特性から、興味を持つ人々にとって魅力的な石となっています。
販売ページもご覧ください。
動画もわかりやすいですのでご覧頂ければと思います。
【エピドート(Epidotez) 】
ギリシャ語で増加する、増えるの意味のepidosisから由来します。
エピドート・グループの代表と言える鉱物で、
針状、柱状、角柱状をしています。
その結晶が平行に繰り返して集合する状態が多いところから、
和名では、簾(すだれ)石の文字が付けられました。
エピドート(緑簾石)グループ名で、十種類の鉱物からなりますが、
その中で代表的なものがエピドート(緑簾石)です。
組成中で鉄分よりもアルミニウムが多くなると、グリーンは薄くなり、
灰色や淡い褐色に変化しクリノゾイサイト(斜灰廉石)となります。
この他、
ピスタサイト:明るいグリーンの石
(ピスタチオというウルシ科の植物の実の色に似ていて、
その色合いからピスタサイトと呼ばれます。)
デルフィナイト:フランス産の黄緑色の石。
アレンダライト:ノルウェーのアーレンダール産のくすんだグリーンの石
写真のように、水晶の中に含まれて結晶し、「草入り水晶」と呼ばれますが、
産出はそんなに多くありません。
多くは、トルマリンと勘違いされて流通するケースもあるので注意が必要です。
今までの固定概念から抜け出し、
新たな発想を生み出すよう導く力があると言われています。
自由で発展的な考え方ができるようになり、
現実の一日一日が一番大切であるということに気づかせてくれるようです。
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