ローズクォーツについて
ローズクォーツは水晶の一種ですが、結晶構造しているものは珍しいです。殆どは上の写真のように塊(岩石)として採石され、加工されるケースが多いです。可愛らしくホッとするようなピンク色は、微量のチタンによるものです。
水晶ですから硬度は7。硬いですね。カットしたり形を整えたり、磨くことは容易いことではありません。以前、麻績村で採れた水晶やブラジル産の水晶の穴あけを行いましたが、ダイヤモンドポイントの減りが早く、たった一つの穴を開けるだけの作業ですが、ターコイズに穴を開けるのと違い時間が何倍もかかります。
しかし、原石は原石で良いものですが、ダイヤモンドのように磨けば磨くほど輝くことは石ならではの良さです。
下の画像の布袋尊は、甲府職人が昭和に作った一点もの。顔の表情が豊かで細かくカービングしています。仕上げの磨き照りもあり綺麗です。ローズクォーツの色が濃く良い原石をりようしています。今でこそ最新の技術や機材がありますが、当時の技術ではレベルが高かったと思われます。さすが、甲府職人です。
今では職人が減り今後どのように職人の技術が伝えられるて行くのか心配です。これは、生産者のせいではなく、時代と共に変化して来た消費者の感覚の問題だと思います。「安いもの安いもの」と動き、手に届くまでに関わった内容を無視して結果だけ見ている感覚。消耗品などはそれで良いかもしれませんが、残るものは違うと思います。
今は便利な時代でなんでも揃います。その中で何をチョイスして行くのが良いか、ハートを暖かくして選んで行きたいです。
ローズクォーツの話から話しがそれてしまいました。。。
ローズクォーツハートの販売ページ
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